わらばぁ~野球

沖縄の学童野球・学童球児の記録

次の場合、走者はアウトとなる。

  1. 走者が、野手の触球を避けて、走者のベースパス(走路)から3㌳以上離れて走った場合。
    ただし、走者が打球を処理している野手を妨げないための行為であれば、この限りではない。
    この場合の走者のベースパス(走路)とは、タッグプレイが生じたときの、走者と塁を結ぶ直線をいう。
    • 【注1】通常走者の走路とみなされる場所は、塁間を結ぶ直線を中心として左右へ描く3㌳、すなわち6㌳の幅の地帯を指すが、走者が大きく膨らんで走っているときなど最初からこの走路外にいたときに触球プレイが生じた場合は、その走者と塁を結ぶ直線を中心として左右へ各3㌳が、その走者の走路となる。
    • 【注2】本項の〝ただし〟以下は、野手が走者の走路で打球を処理しているとき、これを妨げないために走者が走路外を走っても、アウトにならないことを規定しているものであって、打球処理後に触球プレイが生じたときには、本項前段の適用を受けることはもちろんである。
  2. 一塁に触れてすでに走者となったプレーヤーが、ベースパスから離れ、次の塁に進もうとする意志を明らかに放棄した場合。
    • 【原注】一塁に触れてすでに走者となったプレーヤーが、もはやプレイは続けられていないと思い込んで、ベースパスを離れてダッグアウトか守備位置の方へ向かったとき、審判員がその行為を走塁する意思を放棄したとみなすことができると判断した場合、その走者はアウトを宣告される。この際、たとえアウトが宣告されても、他の走者に関しては、ボールインプレイの状態が続けられる。この規則は、次のプレイなどに適用される。
      例──0アウトまたは1アウトで、同点の最終回、走者一塁のとき、打者が競技場の外へサヨナラ本塁打を打った。一塁走者は、二塁を過ぎてから、本塁打で自動的に勝利が決まったと思い込み、ダイヤモンドを横切って自分のベンチに向かった。この間、打者は、本塁に向かって進んでいたような場合、走者は、〝次塁に進もうとする意志を放棄した〟という理由で、アウトを宣告され、打者走者は各塁を踏んで行って本塁打を生かすことが許される。もし、2アウト後ならば、本塁打は認められない。(5.09d参照)。
      これはアピールプレイではない。
      例──走者が一塁または三塁で触球されアウトを宣告されたと思い込んでダッグアウトに向かいだし、依然としてアウトだと思い込んでいる様子が明らかだと審判員が認めるのに適当な距離まで進んでいるときには、走者は進塁を放棄したという理由でアウトを宣告される。
    • 【注】フォースの状態におかれている走者に対しては、本項を適用しない。
  3. 走者が、送球を故意に妨げた場合、または打球を処理しようとしている野手の妨げになった場合。
    • ペナルティ:走者はアウトとなり、ボールデッドとなる。〔6.01a妨害に対するペナルティ〕参照。
    • 【注1】〝野手が打球を処理する〟とは、野手が打球に対して守備しはじめてから打球をつかんで送球し終わるまでの行為をいう。したがって、走者が、前期のどの守備行為でも妨害すれば、打球を処理しようとしている野手を妨げたことになる。
    • 【注2】走者が5.09(a)(11)、5.09(b)(1)項規定の走路を走っていた場合でも、打球を処理しようとしている野手の妨げになったと審判員が判断したときには、本項の適用を受けて、走者はアウトになる。
  4. ボールインプレイで走者が塁を離れているときに触球された場合。
    • 【例外】打者走者が一塁に走るときは、ただちに帰ることを条件としてならば、オーバーランまたはオーバースライドして一塁を離れているとき触球されても、アウトにはならない。
    • 【規則説明A】走者がいったん安全に塁に達した後、走者の衝撃で塁のバッグが定位置から離れたときは、その走者に対していかなるプレイもできない。
    • 【規則説明B】あるプレイ中に塁のバッグまたはホームプレートが定位置から離れたとき、引き続いて、次の走者が進塁してきて、元の塁が置かれていた地点に触れるか、またはその地点にとどまれば、その走者は正規に塁に触れたもの、または正規に塁を占有したものとみなされる。
      • 【注1】四球を得た打者が一塁に進むに際しては、ただちに帰ることを条件としてなら、一塁に触れた後、走り越すことは許される。
      • 【注2】野手が走者に触球しようとするときに、走者もアウトを免れようと、激しく触塁する場合が多く、野手と走者とが衝突した結果、野手がボールを落としたときは、触球後にボールを確実に保持していないことになるから、走者はアウトにはならない。また、野手が走者に触球した後でも、これを確実に握っていなければならず、たとえボールを地上に落とさなくても、手の上でジャッグルなどした場合には、走者はアウトにはならない。野手が触球した後、どのくらい確保すればよいかは、一に審判員の判定に待つべきである。(定義15参照)
  5. フェア飛球、ファウル飛球が正規に捕らえられた後、走者が帰塁するまでに、野手に身体またはその塁に触球された場合。
    ただし、投手が打者へ次の1球を投じてしまうか、または、たとえ投球しなくてもその前にプレイをしたりプレイを企ててしまえば、帰塁をしていないという理由で走者がアウトにされることはない。この場合は、アピールプレイである。
    • 【原注】走者は、ファウルチップの際はタッグアップする必要はないから、盗塁することもできる。しかし、チップしたボールを捕手が捕らえられなかった場合は、ファウルボールとなるから、走者は元の塁へ戻らなければならない。
    • 【注】飛球が捕らえられたとき、走者が帰塁しなければならない塁とは、進塁の起点となる塁、すなわち、投手の投球当時走者が占有していた塁を指す。
  6. 打者が走者となったために、進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に、野手がその走者またはその塁に触球した場合。(このアウトはフォースアウトである)
    ただし、後位の走者がフォースプレイで先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない。
    また、走者が塁に触れた後、余勢でオーバースライドまたはオーバーランした場合には、塁に触れた瞬間に進塁の義務を果たしたことになるから、その走者は身体に触球されなければアウトにはならない。(このアウトはフォースアウトではなく、タッグアウトである)
    しかし、進塁の義務の生じた走者が次塁に触れた後、どのような理由にせよ、その塁を捨てて元の塁の方へ離れた場合は、再びフォースの状態におかれるから、野手に身体または進塁すべき塁に触球されれば、その走者はアウトとなる。(このアウトはフォースアウトである)
    • 【原注】オーバースライド、またはオーバーランは二塁および三塁で起こり、一塁ではこの状態は起こらない。
      たとえば、0アウトまたは1アウトで走者一・二塁、もしくは一・二・三塁とする。打球は内野手に飛び、その内野手はダブルプレイを試みた。一塁走者は二塁への送球より早く二塁に触れたが、オーバースライドした。ボールは一塁にリレーされ、打者はアウトになった。一塁手は、二塁走者が離塁しているのを見て二塁に送球して、その走者をアウトにしたが、その間に、他の走者は本塁に入った。〔問〕これはフォースプレイか。打者が一塁でアウトになったとき、フォースプレイでなくなったのか。このプレイ中に、二塁で走者がアウトにされて第3アウトになる前に、本塁に入っていた走者の得点は認められるか。〔答〕フォースプレイではなく、タッグプレイであるから、得点は記録される。
    • 【注1】本項は、フォースアウトの規定であり、打者が走者となったために、塁にいた走者に進塁の義務が生じたときに、野手が、
      ① その走者が次の塁に触れる前に、その塁に触球した場合
      ② その走者が次の塁に触れる前に、その走者に触球した場合
      ③ その走者が次の塁へ進もうとしないで、元の塁にとどまっているとき、その走者に触球した場合
      を指し、特に③の場合は、自己より後位の走者がアウトにならない限り、その塁の占有権はすでに失われているから、たとえその走者が塁に触れていても、野手がその走者に触球すればアウトになる。(5.06b2参照)
    • 【注2】たとえば、一塁走者が打球とともに走り出して、いったん二塁に触れた後、その打球が飛球としてとらえられようとするのを見て、一塁へ戻ろうとしたとき、フライを落とした野手からの送球を受けた二塁手は、走者が再び二塁に達するまでに二塁に触球した。この場合、はじめに二塁を踏んだことは取り消され、フォースアウトと認められる。
  7. 走者が、フェアボールに、フェア地域で触れた場合。(5.06c6、6.01a11参照)
    この際はボールデッドとなり、打者が走者となったために次塁への進塁が許された走者のほかは、得点することも、進塁することも認められない。
    インフィールドと宣告された打球が、塁を離れている走者に触れたときは、打者、走者ともにアウトになる。
    • 【例外】インフィールドフライと宣告された打球が、塁についている走者に触れた場合、その走者はアウトにならず、打者だけがアウトとなる。
    • 【原注】2人の走者が同一のフェアボールに触れたときは、最初に触れた1人だけがアウトになる。これは打球が走者に触れたとき、ただちにボールデッドとなるからである。
    • 【注1】打者の打ったフェアボールが、野手に触れる前に走者に触れたときは、走者が守備を妨害しようとして故意に打球に触れた場合(併殺を行なわせまいとして故意に打球を妨害した場合を除く)と、走塁中やむなく触れた場合との区別なく、走者はアウトとなる。
      また、いったん内野手に触れた打球に対して守備しようとする野手を走者が妨げたときには、5.09(b)(3)によってアウトにされる場合もある。
    • 【注2】塁に触れて反転したフェアボールに、走者がフェア地域で触れた場合、その走者はアウトになり、ボールデッドとなる。
    • 【注3】一度塁に触れて反転したフェアボールが、ファウル地域で走者に触れた場合は、その走者はアウトにはならず、ボールインプレイである。
    • 【注4】本項でいう〝塁〟とは、飛球が打たれたときの投手の投球当時に走者が占有していた塁をいう。
    • 【注5】インフィールドフライと宣告された打球が走者に触れた場合は、その走者が塁についていてもいなくても、ボールデッドとなる。
  8. 0アウトまたは1アウトで、走者が得点しようとしたとき、打者が本塁における守備側のプレイを妨げた場合。2アウトであればインターフェアで打者がアウトとなり、得点は記録されない。(6.01a1・3、6.03a3参照)
    • 【注1】ここにいう〝本塁における守備側のプレイ〟とは、野手(捕手も含む)が、得点しようとした走者に触球しようとするプレイ、その走者を追いかけて触球しようとするプレイ、および他の野手に送球してその走者をアウトにしようとするプレイを指す。
    • 【注2】この規定は、0アウトまたは1アウトで、走者が得点しようとした際、本塁における野手のプレイを妨げたときの規定であって、走者が本塁に向かってスタートを切っただけの場合とか、一度本塁へは向かったが途中から引き返そうとしている場合には、打者が捕手を妨げることがあっても、本項は適用されない。
      たとえば、捕手がボールを捕らえて走者に触球しようとするプレイを妨げたり、投手が投手板を正規に外して、走者をアウトにしようとして送ったボール(投球でないボール)を打者が打ったりして、本塁の守備を妨げた場合には、妨害行為を行なった打者をアウトにしないで、守備の対象である走者をアウトにする規定である。
    • 【注3】本項は、本塁の守備を妨げたのが打者であった場合に限って適用されるのであって、打撃を完了して打者から走者となったばかりで、まだアウトにならない打者が妨害を行なったときには適用されない。たとえば、スクイズバントをした打者が、バントした打球に触れるか、または打球を処理しようとする野手の守備を妨げたために、三塁走者が本塁でのアウトを免れることになったような場合には、打者はすでに走者となっているから、5.09(a)(7)、5.09(b)(3)によって、その打者走者がアウトとなり、ボールデッドとなって、三塁走者を投手の投球当時すでに占有していた塁、すなわち三塁へ帰らせる。
      打者が第3ストライクの宣告を受けただけで、まだアウトにならないとき、および四球の宣告を受けたときの妨害に関しては、6.01(a)(1)〔注〕に示されている。
  9. 後位の走者がアウトとなっていない前位の走者に先んじた場合。(後位の走者がアウトとなる)
    • 【原注】後位の走者の行動または前位の走者の行動によって、後位の走者は前位の走者に先んじたとみなされる場合がある。
      例──1アウト走者二・三塁のとき、三塁走者(前位の走者)が本塁へ進塁しようとして三塁本塁間のランダウンプレイとなった。二塁走者(後位の走者)は前位の走者がタッグアウトになると思い、三塁に進んだ。三塁走者は触球されずに、三塁に戻り、左翼方向に塁を踏み越えてしまった。このとき、後位の走者は、前位の走者の行動によって前位の走者に先んじたことになる。結果として、後位の走者はアウトとなり、三塁は占有されていないことになる。前位の走者が三塁を放棄してアウトと宣告されていない限り、前位の走者はアウトになる前に三塁に戻れば三塁を占有する権利がある。5.06(a)(1)参照。
    • 【注1】ボールインプレイ中に起きた行為(たとえば、悪送球、ホームランまたは柵外に出たフェアヒットなど)の結果、走者に安全進塁権が認められた場合にも、本項は適用される。
    • 【注2】本項は、走者の位置が入れ代わったときに、後位の走者がアウトにすることを意味し、たとえば、二塁の走者を甲、一塁の走者を乙とすれば、一塁走者乙が二塁走者甲を追い越したときはもちろん、逆走の際など、二塁走者甲が一塁走者乙を追い越す形をとって、本来本塁から遠くにあるべき乙と、近くにあるべき甲との位置が入れ代わった場合でも、常に後位の乙がアウトになることを規定している。
  10. 走者が正規に塁を占有した後に塁を逆走したときに、守備を混乱させる意図、あるいは試合を愚弄する意図が明らかであった場合。
    この際、審判員はただちにタイムを宣告して、その走者にアウトを宣告する。
    • 【原注】走者がまだ占有していない塁に到着した後、飛球が捕らえられたと思ったり、元の占有塁に帰るようにおびき出されて元の塁に帰ろうとした場合、途中で触球されればアウトになる。しかし、元の占有塁に帰りついたら、その塁についている限り、触球されてもアウトにはならない。
    • 【注】たとえば、一ゴロを打った打者が一塁手の触球を避けようとして、側方に離れて走らない限り、逆走するようなことはさしつかえないが、本塁に達するとアウトになる。
  11. 走者が一塁をオーバーランまたはオーバースライドした後、ただちに一塁に帰塁しなかった場合。
    一塁をオーバーランまたはオーバースライドした走者が二塁へ進もうとする行為を示せば、触球されればアウトとなる。
    また、一塁をオーバーランまたはオーバースライドした走者が、ただちに帰塁しないでダッグアウトまたは自己の守備位置に行こうとした場合も、野手が走者または塁に触球して、アピールすればアウトとなる。
    • 【原注】2アウト後、一塁に触れてオーバーランしたが、審判員によって〝セーフ〟の宣告を受けた打者走者は、5.08(a)を適用する上では〝一塁に達した〟ことになり、〝ただちに〟一塁に帰塁しなかったために第3アウトになっても、このプレイ中にアウトよりも先に本塁に達していた走者は、得点として認められる。
  12. 走者が本塁に走り込むか、または滑り込んだ際に、本塁に触れないで、しかも本塁に触れ直そうとしないときに、野手がボールを持って本塁に触れて、審判員にアピールした場合。(5.09c4参照)
    • 【原注】本項は、本塁に触れなかった走者がベンチに向かっており、アウトにするためには捕手がその走者を追いかければならないような場合に適用される。本塁を踏み損ねた走者が、触球される前に踏み直そうと努力しているような普通のプレイが行なわれているときには適用されない。この場合には、走者は触球されなければアウトにはならない。
  13. 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、ある走者に対して行なわれた送球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合。(6.01b参照。走者による妨害については5.09b3参照)